【推論】仮説と類推

推論とは「ある事実をもとにして、他の事をおしはかること」を言います。

今回は推論の1つである、仮説と類推について説明します。

仮説

仮説とは、問題の原因が何であるかを説明するために考えた「仮の説」のことです。

例えば、あなたと付き合っている恋人の態度が急に冷たくなったとします。それには、さまざまな理由が考えられますが、そこで考え出された理由が「仮説」になります。

仮説を立てたら、次にその仮説が正しいかどうか検証します。今回の例では態度が冷たくなった理由を本人に訊ねるという行為が「検証」にあたります。

類推

類推とは、2つの事象の類似性に注目し、一方の問題の解法を、もう一方の問題に適用することを言います。

腫瘍問題

類推の例としてドゥンカーの腫瘍問題があります。

胃に悪性腫瘍がある患者に放射線治療を行う際、健康な組織を傷つけずに腫瘍を破壊するにはどうすればよいか。

この問題を解くため以下の事例を適用します。

ある軍隊が敵国の要塞を攻略しようとしている。要塞の守りは強固であり大群で攻めれば近隣の村に被害が及ぶ。そこで将軍は軍隊を小グループにわけ、合図とともに、一斉攻撃をかけた。その結果、村の被害を最小限にとどめ、軍隊は勝利をおさめた。

その結果、異なる方向から力の弱い放射線を一斉にあてれば健康な組織を傷つけずに腫瘍を破壊できるという解法が生まれます。

このように一方の問題の解法を、もう一方の問題に適用し、解決する方法が類推です。

仮説と類推は、論理としては間違えています。しかし、思考にかかる時間を大幅に短縮することができるため積極的に用いると良いと思います。論理思考に行き詰まったときは、この2つの思考法を試してみてはどうでしょうか。

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