パートタイマーとやりがい搾取

約束しておいた時間内で働き、帰宅時間が来たため帰ろうとすると、上司から「やりかけの仕事そのままにして帰るのか」と批判されることがあります。

これは多くの企業で見られる光景ですが、なぜこのような仕打ちを受けるのでしょうか。

パートタイマーは時間契約

パートタイマーとは短時間労働者のことを言います。家事や育児など様々な事情からフルタイム(8時間)で働くことができない人のための雇用形態で、時間を指定して働くことができます。

パートタイムは正社員と違い「1時間いくら」と言う契約をしています。そのため約束の時間が過ぎれば仕事の進行具合に関わらず作業を中断し帰宅しても構いません。

残った仕事は正社員が処理します。正社員はそのためにいるのです。したがって、やりかけの仕事をそのままにして帰宅することに罪悪感を感じる必要はありません。

 やりがい搾取に注意

やりがい搾取とは、与えられた仕事をきちんと処理したいという労働者の向上心につけこむ行為です。支払われる賃金に見合わない過剰な要求をし労働者を搾取します。

責任感の強い人はやりかけの仕事をそのままにして帰るのは申し訳ないという気持ちになるようで、プライベートを犠牲にしてまでノルマをこなそうとします。ですがそのようなことをする必要はありません。

現在の人員で仕事を処理できないのであれば、人を増やすか仕事を断れば良いのです。これは経営側の問題であり労働者には関係のない話です。

仲間意識を持つのも結構ですが負わなくても良い責任まで追ってプライベートを犠牲にする必要はありません。

雇用者の脅しに屈しないためには

いわゆるブラック企業と言われる会社では時間通りに仕事をして帰ろうとすると「他のパートさんは 自分の担当した仕事を終わらせてから帰っているのにあなたは途中で投げ出すのか?無責任だ!」などと責められることがあります。

このようなことを言われたときは「〜時までの約束であると」自分の立場をはっきりさせる必要があります。あなたは契約通りに行動したのですから何の落ち度もありません。おかしいのは相手の方です。

それでもトラブルになるときは法テラスや総合労働相談コーナーを利用しましょう。

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