Microsoft 365は、Word、Excel、PowerPoint、Outlookなど、多様なアプリケーションへのアクセスを提供する。しかし、実際のところ、多くのユーザーはこれらのアプリケーションを本当に活用しているだろうか。
私の場合、マイクロソフト製品の中で真に必要だったのはExcelだけだった。他のアプリケーションは、無料または低コストの代替ソフトウェアで十分対応できた。そのため、私は買い切り版(永続ライセンス)に乗り換えた。
Microsoft 365の年間利用料は約14,900円だ。5年間使用すると、総額74,500円にも達する。一方、Excelの買い切り版は約20,000円で購入可能だ。この差額54,500円は、OneDriveのストレージ料金と捉えることもできるが、オンラインストレージを必要としないユーザーにとっては無駄な出費となってしまう。
買い切り版の課題は、サポート期間が過ぎると最新バージョンに更新されないことだ。しかし、多くのユーザーにとって、Excelの使用は基本的な表作成や簡単な計算に限られているため、常に最新バージョンを使用する必要性はない。
マイクロソフトが今後も買い切り版の販売を継続するかどうかは不透明だが、継続される限り、買い切り版の利用は多くのユーザーにとって賢明な選択となるだろう。
万が一、買い切り版の提供が終了した場合でも、Google SheetsやLibreOffice Calcなどの代替アプリケーションを検討できる。これらのアプリケーションは、基本的な機能においてExcelと遜色ない性能を提供している。
最終的には、自身の使用パターンを客観的に分析し、最も適切なオプションを選択することが重要だが、Microsoft 365に不満を感じている人は、買い切り版への移行を検討してみてはどうだろうか。