日本の縦書き文化とデジタル化の課題

読書をしていて私が不満に感じることがある。それは、文章が縦書きで書かれていることだ。紙の書籍だけでなく電子書籍でも、日本で出版される書籍のほとんどが縦書きになっている。

縦書きが日本の文化であることは承知している。しかし、デジタル化が進んだ現代では非常に不便だ。例えば、学習のために文章の一部をノートに貼り付けようとしても、縦書きだと場所を取るため、ノートが読みづらくなる。さらに、Webページは横書き、本は縦書きというように、読み方を切り替えることは脳にとってストレスになる。

漢字文化圏である中国では、縦書きを廃止してすべて横書きに統一したという。世界で縦書きを採用しているのは、もはや日本だけではないだろうか。

日本の文化を守りたいのであれば、縦書きは文学作品に限定してはどうだろうか。しかし、これは個人で決められることではないため、今後も不本意ながら縦書きの本を読まざるを得ない。