政治やビジネスの場で、特定の問題を解決するための案を発表すると、その案にケチをつけ批判する人がいます。
ところが彼らに対案(別の案)を求めると口を閉ざして何も言おうとはしません。そのような人物の批判に価値はあるのでしょうか。
対案を出さなければならない決まりはない
「批判をする時は対案を出さなければならない」などという決まりはありません。
批判はあくまでも批判です。その批判が妥当であろうとなかろうと、批判者は言いたいことを言えば良いのです。
批判者の意見を参考に考えを発展させる
会社では対案のない批判をする人は無能だと言われることがありますが、その考えは間違いです。問題解決のアイデアを考えるのは案を発表した本人であり、批判をした相手ではないからです。
良いアイデアを批判者に求めるのは自分の仕事を放棄しているのと同じです。批判されたことに腹を立て「偉そうなことをいうなら対案を出せ!」などと思ってはいけません。そのような暇があるなら、批判の内容を検討し「より良い案」を考えるべきです。
最終的に問題を解決するのは自分だということを忘れてはいけません。