事故や病気、あるいは自殺などで誰かが死んだ話を聞くと「死んだことが羨ましい」「自分も早く死んで楽になりたい」と思う人がいるようです。
本当に死ねば楽になれるのでしょうか。
人は死んだらそれで終わり
私は、人は死んだらそれで終わりだと思っています。人間の心は「脳の活動」ですから、その活動が止まれば無になるだけです。何も考えることも感じることもありません。
人は死ぬと体から魂が抜け出て、天国や地獄などの「別世界」に移動すると多くの宗教で言われていますが、そのような世界が実在するかどうかは誰にもわかりません。
死にたいと思うのは楽しいことがないから
人が死にたいと思う理由は一つです。それは楽しいことがないからです。それどころか辛いことばかりで生きていることに嫌気がさしています。だから死にたいのです。
では、どうすれば死にたいと思う気持ちを消すことができるでしょうか。 答えは単純です。辛いことを減らして、楽しいことを増やせば良いのです。
楽しいことを増やすには
自分で考えても良いアイデアが浮かばないのであれば、「誰かに相談する」「本を読む」などして問題解決のヒントを探すようにします。
人間の考えることや、することは大体同じです。あなたと同じような悩みを持った人はいくらでもいます。そのような人の体験談やアドバイスを聞き問題解決に役立てれば、現在の苦しみから抜け出すことができます。
深刻に悩んでいたことも後になって考えると、大したことではない場合がほとんどです。一時の感情に流されず冷静に対処するようにしましょう。