インターネットの世界で避けて通れない言葉、それが「ウェブ」だ。この言葉は、インターネット上での文書公開と閲覧の仕組みを指し、ウェブサイトやウェブページなど、様々な場面で使用される。
ウェブの表記方法には「WEB」「Web」「web」の3つがある。多くの人が、これらの表記の中でどれを選ぶべきか悩んだ経験があるのではないか。
キーボード入力の観点から見ると、小文字3文字の「web」が最も簡単だ。しかし、文章中でこの表記を使用すると、何か弱々しい印象を与えてしまう。
そこで、私は当初、大文字3文字の「WEB」を採用していた。小文字よりも力強さを感じるし、NHKのウェブサイト『NHK NEWS WEB』も同じ表記を使用していたからだ。
しかし、ある日、興味深い解説に出会う。それによると、大文字3文字の表記は英単語の略語を示すものだということだった。例えば、「USA」は「United States of America」の略、「CEO」は「Chief Executive Officer」の略、「DIY」は「Do It Yourself」の略だ。
ところが、「Web」は略語ではない。これは独立した英単語だ。この事実を知った私は、「なるほど」と納得し、それ以降、ウェブの表記を「Web」に統一することにした。
もし、私と同じ悩みを持っている人がいたら、ウェブの表記を「Web」にしてみてはどうだろうか。