人の集まりのことを集団といいます。
社会生活を送る以上、好むと好まざるとにかかわらず何かの集団に属さなければなりません。
今回は集団を作る目的と種類について説明します。
集団を作る目的
生命の維持
人類の祖先は食べ物を求め各々がばらばらに行動していました。しかしそれでは厳しい自然界で生き残ることができないため集団で行動するようになります。農耕技術が発達すると肥沃な土地に定住するようになり現在に至ります。
個人ではできないことをする
集団を作れば個人ではできないことができるようになります。例えば自動車を作るのにも「設計する人」「素材を作る人」「部品を工場で組み立てる人」などが役割分担することで短時間に多くの製品を作ることができます。これを全て1人でやろうと思えば人生のすべてを費やさなければなりません。
集団の種類
集団の種類には以下のものがあります。
組織集団
組織集団とは特定の目的を実現するために作られた集団です。日本やアメリカ、中国などの「国家」、東京・大阪・名古屋などの「地方自治体」、NPOや宗教などの「団体」などがあります。
属性集団
属性集団とは特定の属性に属する集団です。アフリカ系・ユダヤ系・イタリア系・アジア系などの「人種」、 男・女の「性別」、10代・20代・30代の「世代」などがあります。
対人集団
対人集団とは特定の対人関係に属する集団です。家族・仕事仲間・友人・恋人などがあります。
普段は意識することがありせんが「日本に住む20代のアジア系男性」のように人は複数の集団に所属しています。