クリエイターを苦しめる2つの評価とその対処法

創造的な仕事をしている人(クリエイター)を苦しめる評価がある。それは「つまらない」と「何かに似ている」だ。この2つの評価にどのように対処すれば良いだろうか。

「つまらない」という評価には、価値観には個人差があるという事実を認めることで対処する。人間の価値観に個人差がある以上、誰であろうとすべての人の需要を満たすことはできない。

「何かに似ている」という評価には、「無から有を生み出せる人間はいない」「人類の発生からこれまでに作られた作品の数を考えれば何かに似るのが当たり前」という事実を認めることで対処する。自分が作ったものが何かに似ていることは不正ではない。

社会には自分のことを棚に上げ、他人に非現実的な要求をする人がいる。彼らの考え方を現実的なものに変えさせることはできないが、彼らの仕打ちに対して冷静に対処することならできる。

一部の観客から「つまらない」「何かに似ている」と言われたときは「自分の作品に不満があるなら他の人の作品を見ろ、私にはあなたの需要を満たす能力はない」と言ってやれば良い。

自分の能力を過信したり欲張ったりしなければ、他人からどのような仕打ちを受けても、穏やかな気持ちでいられる。